整体サービスの開業方法について知りたいのなら、まずは整体に関する基本的なノウハウを身に付けましょう。

どんな資格を取っておくべきなのか、開業にはどんな手続きが必要なのか、注意しなければならないポイントとしては何があるのかを把握しておくことをおすすめします。

必要な準備やノウハウについて事前に理解していれば、いざ開業するときになっても慌てることはありませんし、スムーズに経営を始められるでしょう。

ビジネスとして成功するには、なおさら基本的な情報は大切です。

整体の定義や種類などの基本中の基本についても押さえておき、開業や経営の将来的なビジョンに関する土台をしっかり確立しておきましょう。

そのために必要な情報について解説していきます。

そもそも整体の定義って何?資格は必要なの?

整体とは手技を使っての民間療法のことを指します。手技は手を使った技術や施術方法全般のことです。

整体院での施術はいわゆるボディケアを目的としたものになりますが、名前の良く似ている整骨院とは異なり、医療行為ではありません。

健康や疲労回復を目的として訪れる顧客は多いですが、あくまでも医業類似行為であるため、診断や治療は行わないのが一般的です。

医師免許やあん摩マッサージ指圧師といった国家資格を所有していないにもかかわらず診断や治療を行うと、医師法や薬機法に違反してしまい、逮捕されてしまいます。

国家資格があれば良いのだろうと思うかもしれませんが、整体師という職業に国家資格はありません。

国家資格を得られるとしたら比較的近い職業のものとしてあん摩マッサージ指圧師や鍼灸師などの資格を得ることもできますが、整体師としてはあまり役立たない資格です。

整体師の資格は認定された民間資格がありますので、専門の学校に数カ月から数年間通って取得する方法になります。

資格がなくても開業すること自体は可能ですが、整体の技術について深く理解するためには勉強は欠かせないと思っておいたほうが良いでしょう。

整体ってどんな業界?将来性はあるの?

整体は民間療法であり、医学的に診断や治療を行えるわけではありませんが、リラクゼーションを目的としているため、需要は高いといえます。

少子高齢化による影響で健康な身体を保ちたいシニア世代が数多くいるという時点で整体業界の将来には安定性が期待できるでしょう。

より若年層の20~40代の男女も息抜きや自分へのご褒美感覚で利用しているケースも多く、リラクゼーションサービスとしての位置付けが確立されてきているのも事実です。

本来であれば治療を優先して、整骨院をはじめとした治療施設での施術が望まれますが、怪我や病気などのはっきりとした身体の異常が見られなければ、治療を中断され施術してもらえないという問題が発生します。

そんな場合や病院へは行きづらいと感じている人が整体へ足を運ぶので、病院側の受け入れ態勢が変わらない限りは整体業界が安定し続けるという見方もできるでしょう。

また、フランチャイズ(FC)展開している大手の店舗を中心に、病院での治療よりもリーズナブルな印象を押し出しており、気軽に通いやすいという一面を持ち合わせているという強みもあります。

整体といっても多種多様!手技のパターンって?

一言で整体といっても、細かな種類で見ていくとさらに数多くの手技があります。

有名なところを挙げれば、アロマテラピーやカイロプラクティックなどがあるでしょう。
ほかにもリフレクソロジーやアーユルヴェーダ、ベビーマッサージなど、さまざまな手技の方法が広まっています。

いずれもリラクゼーションという点では共通していますが、手技や歩んできた歴史が異なるのが特徴です。

いずれも整体の1つである限りは民間療法ですから医学的効果があると公的に認められているわけではありません。

しかし、各分野でそれぞれが研究を積み重ね、心身のリラックスや身体の健康促進に効果があるのではないかとされている手技を探求し続けています。

タイ古式マッサージのように昔ながらの伝統を守る方向で普及する特別なケースもありますが、基本的には現代人が受け入れやすいようなサービスを展開しているのが特徴です。
それぞれの手技に個性や意味もあるので、どんな整体を採用して開業するのかについて考えてみるのも良いでしょう。

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整体の資格を取る!独立までの期間はどれくらい?

整体の資格を取得するには、数カ月から数年間にわたり整体スクールに通うのが一般的な方法です。

費用はピンキリですが、最短で考えるなら3カ月コースで30万円程度あれば資格を取得できます。

また、通信という方法もあるので、働きながらでも資格の取得は可能です。

ただし短期間では実際の施術に活かせるほどの十分な技術を習得できるとは限らないので、時間や費用に余裕があるのなら、きちんと勉学に励む期間を設けることをおすすめします。

昔であれば尊敬できる整体院の先生の元に弟子入りするという方法もありましたが、師弟関係を築くような事例は珍しくなっています。

似たような方法としては整体院直営で開校されている少人数制の学校に通うという方法はあるので、興味があれば検討してみる価値はあるでしょう。

資格を取得した後は一定期間どこかの整体院などに勤め、1年や2年程度の実務経験を積んでから独立するのが一般的な流れです。

ただ、開業費用に問題がないのなら、資格取得後すぐに独立するのも1つの方法になります。

整体師に向いているのはどんな人?求められるのは?

整体師に向いているかはまず、整体の手技や知識に関する探究心が強いかどうかで左右されます。

高い技術を得るための向上心がなければ、整体のプロとしての技術はなかなか身に付けられないですし、知識を深めることもできません。

整体の手技や種類は数多くありますから、さまざまな整体について幅広く学びたいのなら、なおさら技術や知識への強い関心度が求められるでしょう。

また、コミュニケーション能力も整体の経営には必要不可欠なスキルです。

最も重要なのは施術の満足度であることは確かですが、顧客と接している最中は全く話さないというわけにはいきません。

適度なコミュニケーションを取って、緊張をほぐしたり、話し相手になったりすることはもちろん大切です。

ただ、コミュニケーションで何より重要なのは会話を通して顧客のニーズについて読み取り、上手く応えるだけの能力を発揮することにあります。

これができれば顧客に満足してもらいやすいでしょう。

ほかには、女性の整体師も、女性の顧客を中心に支持されてきています。

女性ならではの優しさや丁寧さが徹底した施術も多くの顧客に求められているため、実際に女性の整体師が増加傾向にあるのも確かです。

開業にどんな手続きが必要?注意すべきなのは?

整体の開業をするにはまず税務署に開業届を提出しましょう。

本業のビジネスとして本格的に継続しようと考えているのなら、確定申告で多くの控除が受けられるように早い段階から青色申告承認申請書を提出しておくことをおすすめします。

また、開業後に起こるかもしれないトラブルに備えて損害賠償保険に入っておくことも忘れないようにしてください。

損害賠償保険に加入しておけば、顧客に怪我をさせてしまったり、訴えられてしまったりといった深刻な事態に陥ったとしても冷静に対処できます。

お金の面でも多額の借金を背負ってしまうような事態は避けられるので、できるだけ開業と同時に加入しておくと良いでしょう。

それから独立して開業する場合に忘れてはならない注意点がいくつかあります。

1つは技術や経験を積む姿勢を怠らないことです。

経営者として働くからには、だれも指示してくれませんし、従業員を雇うのならむしろ自分から指示や指導をする必要があります。

自分自身が成長できるかどうかは自らの意思にかかっていますから、最新の技術や知識に関する情報にもしっかりとアンテナを張っておくよう心がけてください。

まとめ

整体師として開業するためには、独立前にどれだけの準備をしたか、たとえば必要な資格を取得したか、十分な経験を積んだか、などが重要になってきます。

無資格でも整体師として開業すること自体は可能ですが、それでは現実的にきちんとした施術を施すのが不可能ですし、問題になってしまう可能性もあります。

そういった事態を避けるためにも学校へ行って勉強したり、整体師としての民間資格を取得したりすることが重要です。

その後は独立するために一度どこかで勤務して実務経験を積むか、あるいはそのまま開業するかという2つの選択肢があります。

自らの希望や将来設計に合わせて自分に合っていると思うほうを選び、その後の経営でも失敗しないように具体的に計画を立てていきましょう。

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