1980年前半から始まった日本におけるカフェブームは、スターバックスの台頭、パンケーキを扱うカフェの増加、ネコカフェを代表とする動物カフェなど、時代に合わせて次々と新しいカフェブームが現れ、雑誌やテレビで毎日のように特集が組まれています。

若い人だけではなく、カフェで打ち合わせ等を行うビジネスマンも増える中で、利用者としてだけではなく、自身でカフェを開業したい人も増えています。
サラリーマンを卒業して自分のカフェを持ちたいと思っている方必見!
自分が理想とするカフェは資金いくらで実現可能なのか、4つの内訳に沿って説明します。

1.日本におけるカフェの数

現在日本には何店舗くらいのカフェがあるのでしょうか。
小さい路地裏カフェや自宅でのカフェ、なんと、その数は主要コンビニ数の店舗数よりも1.3倍も多いことが総務省統計局の調査により分かっています。

【日本国内のカフェ・喫茶店、コンビニ店舗数推移】
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資 料:総務省統計局「事業所統計調査報告書」

2009 年は「平成 21 年経済センサス基礎調査」 2012 年は「平成 24 年経済センサス-活動調査」
※1 1983年~1998年は年末なのか年度末なのか不明、1999年~2003年は年度末の数値、2004年~2014年は年末の数値、 2015年は10月の数値
日本国内にあるカフェの店舗数:70,454店舗(「平成24年経済センサス-活動調査」、最盛期の1981年の店舗数154,630店舗からは半数になっているが、2015年主要10社コンビニ店舗数(53,182店舗)を1.3倍以上上回っている。

〇開業資金の目安は?
カフェ開業を目指す人たちは、いくらくらいの初期投資を考えているのでしょうか?

カフェを出す場所や規模次第で大きく変わりますが、元々飲食店だったところを運よく借りられ、内装工事のみ必要であり、工事を自分で全てやってしまえば、かかっても200万円ほどでカフェのオープンは可能です。しかし、人気の場所で、設備にもこだわり、内装やデザインなどにも全てこだわっていくと、1000万円を超えるでしょう。
予算を200万円と想定していても、最初の予算に入れていなかったもので、急遽支払いが発生してしまうことや、自分が譲れないこだわりがある箇所もあるので、開業するのに用意しておくべき平均資金は500〜600万円と言われています。

【カフェ希望者 開業資金調査】

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2.開業資金の内訳は?

1、店舗の賃貸費用

開業資金のほとんどを占めるのが賃貸費用です。立地にも寄りますが、都心・駅近物件だと、家賃は20万円弱かかるでしょう、また、借りるためには保証金を支払う必要があり、一般的には半年〜10ヶ月くらいと言われています。但し、都内の一等地に借りる場合は、「保証金1000万円」という物件もあるようです。
注意点としては、都心の一等地に狭い店舗を借り、開業した場合、集客力は高いかもしれませんが、回転率が低く、売り上げを伸ばせないため、単価の低いカフェ営業に高い家賃はリスクが大きいと言えます。
賃貸費用の目安としては、1ヶ月分の前家賃、保証金としての半年~10か月分家賃が必要なので、100万~500万円が目安となります。
もしすでに場所を持っている場合には、ここでかかる費用を”ゼロ”に抑えられますね。

 

2、内装費用

カフェに必要とされる、水道・ガス等の設備を全て1から作るのであれば、1000万近くかかる場合もありますが、前が飲食店の物件の場合、そのような設備が備わっており、工事が不要な場合もあります。(居抜き物件*)
自分のカフェを作りたい人たちは、内装業者に頼まず、自分自身で内装を手掛ける方が多いようです。自分自身で作ることのメリットは、自分のコンセプトに沿って理想通りのものが作れること、オープンまでに愛着が沸くというところにあるようです。

しかし、時間はかかりますし、完成形もプロが仕上げたものとは異なります。また、オープンまでに時間がかかることにより、資金繰りが厳しくなってしまっては意味がないので、節約するところとプロに任せるところをきっちり分けることが必要でしょう。

*居抜き物件とは?
“居抜き物件とは、前テナントが造作した店舗の内装、厨房設備などがそのままの状態で残っている物件のことです。 業態や店のグレード、経過年数などによって、居抜き物件の現況は異なります。”
参照:居抜きの基礎知識 物件に関するお役立ち情報 飲食店.COM

3、設備費用

厨房機器、シンク、冷蔵庫、オーブン、製氷機等キッチン内で必要となるもの、エスプレッソマシン、空調設備など、カフェスペースで必要となるもの、食器、椅子、テーブル、家具など自分のコンセプトにあった店にするために必要な設備と挙げていき、これらを全て新品でそろえようとした場合、莫大な金額になります。

上に挙げたような物は、専門の中古店で購入可能なので、新品の3分の1ほどの価格で入手可能です。
また中古でも購入するのには高すぎる設備に関しては、月々リースするという手段もあります。数百万円する設備でも、リースであれば月々10万円以下で借りることが出来ます。長期間使うのであれば買ってしまう方が安いですが、その設備を試しに使ってみることも可能ですし、何より、リースにすれば経費で処理が出来るため節税にもなり、故障の際にはリース会社が修理・保障してくれます。

4、運転資金

開業してすぐに軌道に乗る店は少ないでしょう。
カフェ開業経験者の話によると、「立地が悪く、最初は来客がなかったが、地元のお客さんたちの口コミで少しずつ広がって来た。」
「しばらく赤字が続いたが、根気強く営業し続けていたところ、テレビに取材され、お客さんが一気に増えた」など、店によって、それぞれの軌道に乗るまでの道筋があります。人気店の2号店や、著名人がオーナーで、オープン前から注目されているような場合は、すぐにお客さんが集まるでしょうが、一般人が一からカフェをオープンさせるとなると、安定的な集客を獲得するまでには時間がかかります。
開業をする多くの人は、オープン初月から利益を出すことを想定し、オープン前までの準備期間までの資金計画しか立てていませんが、実は一番重要なのがこの運転資金です。
安定的な集客を得るまでの運転資金がなければ、どんなにいいカフェでも経営を続けていくことは難しくなります。開業資金として考えておくべき、運転資金の目安は、6ヶ月から1年分の営業経費です。営業経費とは、店舗の賃貸料、スタッフの人件費、食材費など、カフェを営業するために必要な費用です。一月20万円と考えると、最低120万円は用意しておくべきでしょう。

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まとめ

完璧に自分のこだわりを追求し、理想のお店を作ろうと思ったら、資金はいくらあっても足りません。

自分のこだわりも大切ですが、限られた資金の中で、妥協をすることも必要です。

カフェオープンまでをゴールにするのではなく、カフェが順調に営業できるようになるまでを想定し、自分の準備資金と相談してみましょう。

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